こんにちは、ハロゲンです。
目標を立てたけど
達成できないことってよくありますよね。
1時間でレポート終わらせると思っていても
1時間30分ぐらいかかったり
一か月で2キロ痩せると思っていても
痩せられなかったり
ということで今回は、
目標達成をできるだけしやすくなる簡単な方法を
紹介します。
その前にある実験を紹介します。
それは、コロンビア・ビジネススクールの教授ラン・キヴェツが
やった実験で人は、目標に向けてすでにすこしだけ進んでいるものと
ゼロからのスタートどちらが
達成しやすくなるか調べたものです。
あるカフェでスタンプ10個集めたら
一杯のコーヒーが無料になる券を配りました。
その券は、
10個のスタンプの枠があり
何も押されていないんですが
もう一つの券では、
12個のスタンプの枠があり
そのうち2個がすでに押してありました。
この2つは、
どちらも10個のスタンプを集めないといけないわけで
ほとんど変わらないように思えます。
ですが、結果は、10個のスタンプの枠があった方は
12個のスタンプ枠がありすでに2個のスタンプが埋まっている方と比べると
2割も10個のスタンプを達成するスピードが遅くなりました。
逆に12個のスタンプ枠があった方は、
スタンプが埋まった日数が12.7日と
10個のスタンプ枠の15.6日よりも
かなり早いスピードで埋まりました。
これは、同じ労力でも
すでに進んでいる目標は、進んでない目標よりも
進展していることにより目標達成するための後押しをしてくれることが
分かりますよね。
でも、これだけでは信じられない人がいるかもしれないので
もう1つ実験を紹介します。
それは、消費者について研究をしている
ジョセフ・ヌネスとベイビア・ドレーズが
先ほどのカフェと同じような実験を行いました。
その実験は、洗車場で行われ
ポイントを8個貯めたら一回分の洗車が無料になるものでした。
そして、その券には、
カフェの時と同様違いがありました。
ある券では、
元から8個のスタンプが必要でしたが
もう一つの件は、
元から10個のスタンプ枠がかかれており
すでに2個のスタンプが埋まっていました。
そして、研究者は、
カフェの実験では分からなかった
目標達成の到達率を調べました。
その結果、
目標達成のために必要な回数は同じにも関わらず
8個のグループは、到達率が19％
10個のグループでは、34％となりました。
約2倍も到達率に差が出たんです。
かなり違いますよね。
そして、カフェの時と同じく
日数も約2.9日短くなったそうです。
この実験から分かることは、
同じことをするにしても
どれくらい進んでいるか？
というのが重要ということです。
このどれくらい進んでいるか？
がわかっていれば
目標達成までの期間は短縮できるし
目標達せしやすくなります。
これは、人の心理的なところをついていて
人は、すでに始めている未完のことに対して
最後までやろうと思う性質があります。
そのためこのように
最初に少し目標に向かって進んでいるように感じると
できるだけ早くやろうと思うし
目標達成できるんです。
そして、これは、実際の生活の中でも使えます。
もしあなたがダイエットをしていて
元の体重から6キロ減らしたいと思っているなら
最初にできるだけ重い服を着て
体重計に乗ってみるというのも手になります。
そうするとすこし痩せた気になりますし
まず運動をするモチベーションにもなります。
また、勉強とかでも使えます。
たとえば、
50～100ページまで2時間でやろう！
と思っているのなら
今までやって知識がある
10ページ前までさかのぼって目標を立てるのもいいかもしれません。
つまり、40～100ページまでやろう！
と思うんです。
でもこの時の
40～50ページというのは、
すでにやっていあるわけなので
別にやる必要はありません。
でもこうすることで
カフェや洗車場と同じようなことが起きます。
つまり、すでに勉強を始める前に
進んでいるとおもえるので
モチベーション繋がるわけです。
そして結果的に
目標を達成することができ
早く終えることができるんです。
これは、あくまで僕が思い付いたものなので
もしこれを使うときには、
あなたなりに改良して使ってみてください。
そうすれば、少なからず
目標達成に役立つと思います。
やってみるのは、簡単なので
実践あるのみです。
それでは！
