87.5%の人は、合理的に考えられない!怖い代表性ヒューリスティックの罠!

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心理学

こんにちは、ハロゲンです。

 

あなたは、自分の判断が正確なものだと思っていますか?

 

もし、そう思っていると逆に危ないかもしれません。

 

なぜなら判断をする時に

疑うことをしないようになってしまうからです。

 

そんな、疑うことをして論理的な判断をしてもらいたので

 

今回この記事では、人がどれだけ判断があいまいなのかに

重点を置いて話していきます。

 

そして、「自分の判断がいかにあいまいなもの」なのか

気づいてもらえれば良いなと思います。

 

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人は、合理的に判断しない!

曖昧な判断を知ってもらうために

まず、次に出す問題を解いてみてください。

 

問題!

 

ダニエルは、性格は憂鬱で長髪である。

住んでいる部屋は窓が広いが家具は少ない。

 

また、詩人のボードレールを愛している。

 

さて、彼は、画家か企業の会計か?

 

どうでしょうか?

 

あなたは、どちらだと思いますか?

 

答えは、合理的に考えると

企業の会計のです。

 

「えー」と思うかもしれないです。

 

問題文からみて明らかに画家ぽいですもんね。

 

もちろん、この問題に答えはないんです。

 

でも合理的に考えてみてください。

 

画家と企業の会計ってどちらが多くの人がいると思いますか?

 

明らかに企業の会計ですよね。

 

そう、だから合理的に考えると企業の会計と答える方が

可能性は明らかに高いんです。

 

しかし、多くの人は、

今までの経験や典型的な人の例を思い出して

それに当てはまることを正しいと思ってしまうんです。

 

そのため、多くの人がこの問題に対して

画家と答えてしまいます。

 

そして、このような典型的なタイプに

当てはめて考えることを

代表性ヒューリスティックといいます。

 

ヒューリスティックというのは、

経験則という意味で

過去の体験、経験から判断をするということです。

 

この場合は、

問題文からみて画家の典型的なタイプと

企業の会計の典型的なタイプを考えました。

 

そして、どちらが世の中に人数が多いかではなく

どちらがより一致するか判断をしたため

確率が低いはずの画家を撰んでしまったんです。

 

しかし、この問題に惑わされた人は、

別に落ち込まなくてもいいです。

 

なにせ、この罠にかかった人は、研究の結果によると

87.5%もいたんですから

 

逆にかからなかった人は、

合理的に考えられている人で

素晴らしいと思います。

 

さてさて、今までの説明を踏またうえで

もう一問やってみましょう。

 

かなり有名なものなので

知っている人がいるかも知れません。

 

問題!

リンダは、31歳、シングルで純真でとても頭が良い。

 

哲学科を卒業したが

学生のころから人権や社会正義の問題に熱心に取り組み

戦争反対のデモにも参加していた。

 

以下の選択肢でどれが可能性が低いか?

低い順に並べなさい。

 

1.リンダは、グローバル化反対の活動家

 

2.リンダは、銀行員

 

3.リンダは、銀行員でグローバル化反対の活動家である。

 

どうですか?

 

決まりましたか?

 

ちなみに

2,3,1ではないですよ。

 

これを踏まえた上で答えは、

3,1,2です。

 

どうでした?

あってましたか?

 

ここまで読んだ方は、

あっててほしいですが

 

一応ここでも代表性ヒューリスティックの罠について

解説しておきます。

 

この問題で、合理的に考えると

まず、グローバル化反対の活動家と銀行員の数がどちらが多いのか?

を考えます。

 

そうすると銀行員よりもグローバル化反対の活動家は、

明らかに少ないと分かりますよね。

 

そして、3の「リンダは、銀行員でグローバル化反対の活動家である」は、

1と2を合致したものでかなり少ない数になります。

 

たとえば、

背がたかくて手先が器用なマサトという人がいるとします。

 

その答えが2つあります。

 

「一般の高校生」か

「高校のバスケ部に所属する高校生」です。

 

ここまで読んだあなたは、騙されないと思いますが

ここでの可能性が高い方は、

当然、一般の高校生です。

 

だって、バスケ部に所属する高校生は、

高校生全体の集団の中にいますからね。

 

だから、一般の高校生の方が可能性が高くなります。

 

これと同じようにリンダの問題も

グローバル化反対の活動家の中には、

 

銀行員がいるかもしれないですが

それは、グローバル化反対の活動家の集団の一部ということです。

 

つまり、グローバル化反対の活動家の銀行員よりも

グローバル化反対の活動家の方が多いんです。

 

だから、合理的に考えると答えは、

可能性が低い順で3,1、2となるわけです。

3.リンダは、銀行員でグローバル化反対の活動家である。

 

1.リンダは、グローバル化反対の活動家

 

2.リンダは、銀行員

 

そして実際この問題を使った研究では、

1を確率が高いと選ぶ人が最も多く80%で

次に3、2となりました。

 

これってかなりの確率で

代表性ヒューリスティックの罠にかかっていることが

分かりますよね。

 

そしてこのようなヒューリスティックは、

金融機関が作った資料にも使われています。

 

たとえば、40年前の卵の値段や散髪屋を比較して

値段が上がっているから

物価が上昇していることを強調したりしています。

 

しかし、普通に考えれば

卵や散髪屋の値段が上がっているから

全ての物価が上がるわけじゃないですよね。

 

でも、合理的な判断をしないで

ヒューリスティックに任せてしまうと

 

「そっか卵と散髪屋の値段が上がっているなら

物価も上がっているはずだ」

と判断をしてしまいます。

 

だからこそ、判断を下すときには、

一回踏みとどまって考えるというのが大事になってきます。

 

「これだけ多くの人がヒューリスティックの罠にかかっているのだから

自分の判断も間違っているのかもしれない」

という風にです。

 

そうしないとヒューリスティックを

使っている側からしたら

カモでしかないので簡単に判断を間違えてしまいます。

 

そのためには、さっき話した通り

疑うことが大前提になってきます。

 

ヒューリスティックは、日常でよくあるので

日ごろから疑う癖をつけておいてくださいね。

 

そうすれば、このようなヒューリスティックの罠に

引っかかりずらくなるはずです。

 

それでは!