飲酒運転と同レベル!なぜハンズフリーでも、携帯電話で通話するのが危険なのか?

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心理学

こんにちは、ハロゲンです。

 

以前、なぜバイクの事故の65%が巻き込み事故なのか?

について心理的な面を含めて話しました。

 

そして、その主な要因が

何に注意を向けているか?ということも

話しましたね。

 

で、今回は、以前の記事を似ているんですが

なぜ電話をしながら運転をすると危ないのか?

について心理的に話していこうと思います。

 

まず、ある調査によると

携帯電話での運転というのは、

飲酒運転に匹敵するほど危険だそうです。

 

そして、信号への反応が鈍くなり、

何かを避ける操作も遅くなり、

周辺に対する注意が低下します。

 

まあそりゃあ手が塞がっていればそうだよね。

 

と思うかもしれませんが

実は、ハンズフリーで通話をしても

これは、ほとんど変わりません。

 

今の法律だと画面を2秒注視するのと

手に持って通話をするのは、違反ですが

ハンズフリーの場合違反にならないので

結構やっている人が多いのではないでしょうか?

 

実際、多くの人が手に持って通話して片手が塞がるから

危ないと思いがちです。

 

でも実は画面を見ない携帯の会話でもダメなんですね。

 

じゃあ同じ会話でも助手席との会話はどうなの?

と思うかもしれません。

 

でも、それは、電話と違って危なくない要因が3つあります。

 

まず、通話よりも車内の会話は、聞きやすくてわかりやすいです。

 

そして、一緒の車に乗っているので

となりの人の目が危ないの時に助けになります

 

最後に、車内での会話では、全員が今、どのような道を走行しているか

少なからず分かっています。

 

だから、運転手の道の状況などに合わせて

会話を合わせてくれます

 

狭い道なら

今集中しているなと感じ取って

話をやめてくれるなど、、、

 

このように、通話と助手席では、大きく異なり

通話では、ハンズフリーでも

かなり危ないんです。

 

それに加えて危ない大きな要因は、

運転手の注意のむけているところです。

 

そんな注意をむけることが大事なある実験を紹介します。

 

その実験では、有名なバイオリニストを使って

通勤ラッシュの地下鉄で演奏をしてもらい

どのくらい気づかれるかを試しました。

 

その実験は、45分間行われ、1000人以上が通りました。

 

しかし、止まって聞いたのは、

わずか7人だけで32ドルしか集まりませんでした。

 

この有名なバイオリニストは、

誰もが知っているような人なのに関わらずです。

 

なぜでしょう?

 

答えは、簡単で地下鉄を歩いていた人は、

今日の会社のことや次の電車までの時間などの

自分のことで頭がいっぱいでした。

 

そのため、地下鉄にいるバイオリニストなんて

想定外のものであり、

そこに意識を向けることが出来なかったんです。

 

だから、ほとんどの人が素晴らしい演奏にも関わらず

通り過ぎてしまったんです。

 

ようは、人間は、何か注意を向けているときには、

他の違うことに注意を向けることができないんです。

 

そして、通話しているときにも

同じようなことが起きているんです。

 

助手席の人と話している場合には、

聞くことに集中しなくても話が聞きやすいです。

 

でも、電話の場合

少なからず相手の話に集中しなくてはいけません。

 

だから、注意の方向が運転から通話へ向いてしまい

1000人以上の人が有名なバイオリニストに気付かなかったように

 

運転中の危ない場面に気づきずらくなるんです。

 

僕もハンズフリーだから通話してもいいや

と思って運転したことがあります。

 

今、思い出してみると

ナビの道を間違いまくっていた記憶があり

 

実際に事故を起こさなくてよかったと思います。

 

話が変わりますが

マルチタスクが悪いといわれるのも

この何に注意を向けるかにありますよね。

 

このように、人は、なにか複数のものに注意を向けれるように

出来てはいません。

 

そのため、なにか一つに注意を向けなくてはいけないし

1つの作業に絞ることが大事になってくるんです。

 

是非運転中に通話をしていたり

勉強中にマルチタスクをしていたり

しているなら辞めてみてください。

 

そうすれば、集中出来ますし

数学なら計算ミスなど少なると思います。

 

それでは!