こんにちは、ハロゲンです。
この商品のメリットを3つ挙げてみてください
というものと
この商品のメリットを8個上げてみてください
どちらが商品に対して
いい印象を持つと思いますか?
普通に考えると
メリットを多く挙げられた方が
その商品がいいと考えれらますよね。
でも実際は、この想起しやすさが
その商品に対して印象を大きく変えるんです。
そんなことで今回は、
メリットが多いよりも想起しやすい方が良いのか?
をメインに話していきます。
想起しやすさは、自己評価も変えられる
まずドイツの心理学者である
ノーバード・シュワルツの実験を紹介します。
その実験では、まず
「あなたが何かを主張した例を6つ書きだしてください」
という質問に対して書きだしてもらいます。
そして次に
「どの程度自己主張が強いか、自己評価してください」
といわれ実際に自己評価してもらいます。
で、この実験では、6つの主張例以外に
12個上げてもらうグループを作りました。
実際、多く挙げられた方が
自分が自己主張が強いと考えそうです。
しかし、結果は逆を行き
自己主張が強いと感じたのは、
6つの主張した例を書きだした方でした。
他の実験では、
主張した例ではなく
主張しなかった例でもやってみました。
その結果は、逆に12個のしなかった例を思い出してもらった方が
自己主張が強いと感じたんです。
さて、これは、どういうことでしょうか?
普通に考えたら多くの事例をかけた方が
自己主張が強いと感じると思います。
でも、実際は、量ではなくて
その思い出しやすさだったんです。
6つのグループでは、
6つぐらいなら12個と比べれば
早く思い出せますよね。
逆に12このグループでは、
思い出すのは、一苦労です。
そして、この思い出すのが大変ということが
「自分が主張した例が少ないからだ!」
という思い込みが発生したため
自己評価が低くなったんです。
つまり、想起した量ではなくて
想起しやすいかしやすくないかが
自分の評価を変化させてしまっていたんです。
このように、人は、多くの場合
思い出すのが簡単や難しい
ということだけで大きく判断を変えてしまうんです。
だから、もしあなたが商品を売る時には、
簡単な質問をしてみてください。
たとえば、
「この商品の良いところが1つ浮かんだら買ってみてください」とか
他社の商品の買われないために
「○○社の商品のメリットを8個上げてみてください
どうですか?浮かびましたか?
実際上げろと言われると難しいですよね。
でも安心してください。
自社の商品では、これらのメリットがあります!
(10個ぐらいのメリットを上げる)」
などの使い方ができると思います。
あともし、あなたが教師で学年末に
生徒の授業の評価を上げさせたいなら
アンケートでこの授業の悪いところを
12個上げてみてください
というアンケートを取ってみてください。
おそらく生徒が12個も悪いところを
想起することができないので
あなたの授業を高く評価するようになると思います。
主張しなかったれ例を12個あげたグループが
自己評価が高かったように、、、
このように、人は、大きく判断を変えることが
しばしばあります。
だから、気お付けなくてはいけないし
もし、使えるときがあるのなら
使うしかないですよね
是非、あなたが教師なら
やってみてください。
評価が爆上がりのはずです。
あと、彼女や彼氏がいる人は、
「自分の好きなところ10個上げてみて」というと
逆効果になる可能性がありますので注意してくださいね。
くれぐれも
自分の好きなところは、3個とか
少なくしてください。
逆に嫌われたい人には、
思う存分良いところを12個上げさせたり
買いたくない商品があるなら
商品を買うメリットを10個考えたりしてみください。
あと、嫌いな人をなくしたいなら
嫌いな人の嫌いなところを12個浮かべてみてください。
すると、意外に嫌いなところがないことに
気付くと思います。
このように、この想起しやすさによる
評価のゆがみの使い方は、
たくさんあるので是非使ってみくださいね。
それでは!