こんにちは、ハロゲンです。
よく、やらないと、いけないことがあっても
「明日やればいいや」とか
「後でやろう」という風に先延ばしをすることが多くあると思います。
僕も最近は先延ばしすることが減ったんですけど
まだ、たまにやってしまいます。
で、今回の記事では、
実験から分かる先延ばししても結局やらない事実と
その対策について話していきたいと思います。
まず初めに、
「明日やるは絶対にやらない」
ことがよくわかる実験から紹介したいと思います。
その実験は、イェール大学で行われたもので
ダイエットしている学生の被験者に
アンケートに答えてもらったお礼として報酬を渡しました。
その報酬は、2択で
脂肪ゼロのヨーグルトかクッキーを撰ぶことが出来ます。
そしてお礼を渡す前に
あるグループでは、
「これは一回限りだよ」
といいました。
この時このグループの結果は、
57%がクッキーを受け取りました。
そして、
もう一方のグループでは、ある変化を加えました。
お礼を渡すときに
「次の週でも二つの選択肢から選べるよ」
という風に先延ばしを理由づけるようなことを
言ったんです。
普通に考えたらダイエットしている学生は、
クッキーではなく、ヨーグルトを撰ぶはずです。
それに加えて、渡すときに言う言葉を変えただけで
そこまでもう一方のグループと
変化はないと考えられますよね。
しかし、その結果は、被験者の83%も
クッキーを選んだんです。
一回限りといわれたグループのなんと1.5倍です!
ようは、次の週でも選べるということを聞いた被験者は、
「来週、脂肪ゼロのヨーグルトを撰べばいいや」と
先延ばしをしようと思ったために
ダイエットにはよくないクッキーを選んだんです。
この実験では、先延ばしをしようと考えたために
楽な方を選んだことが分かるものですが
次の実験では、先延ばしをしても
実際にやらないことが良くわかります。
その実験は、先ほどのように報酬として
「すぐにもらえる少額のお金」か
「すこし後になるが高額なお金」を
選べました。
そして同じように
「来週もこの選択肢から選べる」
と告げられます。
その結果、クッキーの実験と同じように
「来週ももらえると言われた」グループは、
目先の利益の誘惑に負けてしまい
多くの人が少額の利益を選びました。
これも、要は、来週、高額な報酬を撰べばいいや
という先延ばしが働いたため
少額な利益を撰ぶ人が多かったんです。
では、先延ばしを選択した人たちの中で
次の週、どのくらいの人が
高額な報酬を選んだと思いますか?
もちろん、最初に選んだときに
次があるから「今は、甘えても良い」と思って
少額な報酬を選んだわけなので
もちろん、次の週では高額な報酬を撰ぶはずですよね。
でも残念なことに翌週の結果は、
少額な報酬を選んだ人が67%
つまり、先延ばしをした人の中で
前回と違う選択をできた人は、
36%のみという結果になりました。
このことから分かるのは、
先延ばしを続けてしまうと
多くの人は、前回と違う選択はできません。
そして「明日やればいいや」が
明後日、明々後日、1週間後、1か月後、1年後
という風に先延ばしが一生続いてしまうんです。
この実験のように
「明日やるは、絶対にやらない」
「今やらないと一生やらない」という
ことを心に刻み込んでください。
でもいくら心に刻んでも
人は、疲れたら誘惑に負けるし
鋼の心を持っているわけではないです。
そもそも前提として先延ばしをすることは、
悪いことだと自覚をしているはずです。
だから心ではなくて
工夫で先延ばしを防ぐことが大事になってくるんです。
そこで、今回はその工夫の仕方について
話していきますね。
自問自答
まずは、自問自答です。
これは、言葉のまんまで自分に問いかけることをします。
たとえば、先延ばししようとしているとき
「これを先延ばしして何になる?」
「先延ばししたらもっとひどい未来が
待っていると思わないか?」
「今やらなかったら一生やらないが
それでもいいのか、後悔しないか?」
という風に自分に問いかけます。
このように問いかければ
自分にとっての最悪の未来や
後悔することが想像できるはずです。
そして、自分にとって最悪の未来というのは、
どうしても避けたいものなので
できるだけ先延ばししないようになると思います。
是非先延ばししそうになったら
やってみてください。
if then プランニング
if thenプランニングは、
もし○○をしたら○○をする
というもの決めるというものです。
これじゃあ分かりずらいと思うので
もし、あなたが食後に勉強をすることを決めていたとして
if thenプランニングに当てまれると
もし食事をし終わったら勉強をする
という風にやるということです。
では、これをどのように先延ばし対策に活用するかというと
もしブログを書きたくないと思ったら
一文字でもいいから書く
のように使います。
そうすれば、一文字ぐらいならと思いやりますよね。
でも1文字書いたところで
なんか物足りないと感じ続けてやるということも狙うことが出来ます。
そしてこれは、どんなものでも活用できます。
たとえば、ダイエットでは、
もしお菓子を食べそうになったらナッツを食べる
のように事前にルールを決めておくことで
やけ食いを防ぐことが出来ます。
この方法の良いところは、
事前に決めておけるので
その都度何をしようと考えなくてもいいことです。
多くの場合、「何をしよう」と考えているときに
やらない理由とかが浮かんできます。
そのため、if thenプランニングを決めておくことで
すぐさま何も考えずにやるべき作業に向かうことが出来ます。
if thenプランニングは、
使えるテクニックなので先延ばしを防ぐときに使ってみてください。
そしてこれをやっていると
習慣化されていくので
次第に毎日やるようになります。
是非騙されたと思ってやってみてくださいね。
そして最後に先延ばしをしているかもしれない
あなたに、ゲーテの作品ファウストの一文を捧げます。
今日の1日をダラダラと過ごせば
明日も同じ繰り返しになる。
しかも、明日はそれがますますひどくなる。
ひとつひとつの先延ばしがさらなる遅れをもたらし、
無駄にした日々を悔やむことで、また時間を無駄にする。
あなたは、真剣に生きているだろうか?
今この時間を大切にせよ
勇気を持って行動してこそ、
才能と力と魔法が生まれる
物事を実行してはじめて、頭脳が活発に動く
とりかかるのだ、そうすれば課題は完了する!
ちなみにこの文章ですが
一時期自分のホーム画面に設定していました(笑)
実際やってみると、
やらなきゃヤバい
と思えるようになるのでお勧めです。
是非、先延ばしを防ぎたい人は、
ホーム画面やメモ帳に書いておいてみてください。
そして先延ばししそうになった時には、
読み直してみてくださいね。
それでは!