こんにちは、ハロゲンです。
以前、記憶が簡単に改変されてしまう
ことについて話しました。
そこで今回は、覚えていそうな重大事件でも
意外にも記憶が改変が起きている
ということについて話していきます。
僕の場合、重大事件といわれて真っ先に浮かぶのは
東日本大震災ですかね。
他にも熊本自信とかありますが
実際に強い揺れを体験して
ニュースでも津波の映像を何回も見たので
東日本大震災を覚えています。
ところであなたは、どうですか?
人によってそれぞれ違うと思います。
で、今あなたが思い浮かべてた事件の時
あなたは、どのような状況で知りましたか?
リビングでとか
新聞で、ニュースとか
実際に体験をしたとかもあるかもしれません。
ですがその記憶は、少なからず
真実でない可能性があります。
それが良くわかるのが
心理学者のジェニファータラリコと
ディブィッド・ルービン
がやった実験です。
その実験は、9・11テロ事件の後に行われたもので
デューク大学の学生を対象に
その事件をした時の状況と
数日前にあった日常的な出来事について詳しくアンケートを取った後
1,6,32週間後に記憶を思い出してもらいました。
その結果
どんな記憶でも時間とともに不正確になっていくことが分かりました。
それに加えてこの実験では、
記憶がどのくらい正しいか?
という問いについても答えてもらいました。
すると、日常的な出来事に対しては、
時間とともに不正確になることを
しっかりと理解していました。
しかし、重大な事件に対しては、
自分の記憶は正しいと答えたんです。
実験から分かっている通り
正確さがうしなわれているのにかかわらずです。
さらに、ある調査では、
15桁の数字が表示され
どのくらいの桁数覚えられるか?
という問いに対して
解答者の4割が10桁覚えられると答えました。
しかし、10桁答えられたのは、
わずか1%以下でした。
このように、人は、自分の記憶力に対して自信を持ちますし
衝撃的な事件の記憶は改変されないと思っています。
でも、実際そんなことなく
簡単に覚えられないし
簡単に記憶が変わってしまいます。
だから、自分の記憶が正しいのか
疑うことも必要になってくるし
もし、記憶を改変されないようにしたいなら
しっかりとメモをしたり
その当日に日記に書きこむとかすることが大事になってくるんです。
話がすこし逸れますが
よく、事件とかで目撃証言とかありますが
あれも記憶の改変が起きている可能性が高いですよね。
実際、ある海外の事件では、
同じ車に乗っていて同じ現場を見ていた2人の証言が
食い違っていたり
衝撃的な事件を知った状況が同じだったのにかかわらず
それぞれ違う記憶を持っていたりするんです。
よく、冤罪とかニュースでやりますが
ようは、これと同じようなことが起きているんです。
このように、人の記憶は、簡単に変わり
食い違っていきます。
だから、人の記憶は、あいまいで完璧じゃないと思うことが
自分を記憶の錯覚から抜け出す手立てなんです。
是非、頭に入れておいてくださいね。
それでは!