こんにちは、ハロゲンです。
以前にフレーミング効果についてはなしましたが
今回は、そのフレーミング効果によって
買い方が変わってしまう現象を紹介したいと思います。
もう一度フレーミング効果を復習しておくと
人が数値や表現の仕方によって判断を
誤ってしまうことでしたね。
たとえば、
無脂肪90%と脂肪10%とか
100人に1人の死亡率と1%の死亡率
2000円から500円を失うと
1000円から500円をもらう
生存率50%と2万人のうち1万人が死ぬ
などです。
これってすべて同じことですよね。
でも同じメッセージなのに
受け取り方は、違ったと思います。
いい例が
2000円から500円を失うと
1000円から500円をもらう
です。
あなたならどちらを選びますか?
おそらく多くの人が同じ選択肢だけど
後者の方を選びます。
これらのように人は、同じ情報でも
違ったとらえ方をしてしまうんです。
その詳しいことは、
以前の記事を見てみてください。
自分がいかに表現の仕方によって
判断を変えられているのか分かると思います。
→フレーミング効果を知り値段や表示の仕方に騙されない!賢い消費者になる方法
そして、今回はこのフレーミング効果によって
どう買い物の仕方が変化するのか
話していきたいと思います。
フレーミング効果で買い方を変えてしまう
突然ですが
あなたは、どちらの製品を買いたいと思いますか?
塩分90%カット
塩分10%含有
どうですか?
おそらく多くの人が
フレーミング効果に冒頭で触れたので
どちらも同じであることに気付いたと思います。
そして、選んだ人は、
塩分90%カットを選んだと思います。
これはいたって普通のことなんですが
実は、表現の仕方によって購買量が変化するんです。
その研究をしたのは、
マーケティング行動科学の教授である
クラウス・ウェルテンブロックです。
その研究では、
ポテトチップスの表示が
油分75%カットと書かれているときと
油分25%含有とき
どのように買い方が変化するか調べました。
その結果、美徳である
油分75%と書かれているときには、
量が多く入っている安売りの袋を多く買い
逆に油分25%と書かれているときは、
小さめの袋を買う傾向がありました。
つまり、買い手側にとって都合がいい情報がある時には、
大きくて量が多い方を買ってもいいと思い
逆に都合が悪いことに対しては
気お付けなくてはという気持ちが働き
買う量を抑える傾向にあったんです。
このように、人は、フレーミング効果によって
判断を誤ることがありますが
判断を誤ること以外にも購買量も誤ってしまうんです。
今の世の中では
販売者側はもちろん商品を売りたいので
メリットとなることを強調します。
ここでは、油分75%カットとかです。
でも、その表示の仕方によって
多くものを買ってもやと思っている
可能性が大いにあります。
だから、これらの表示とかには
細心の注意が必要になってくるんです。
たとえば、
アルコール50%カットという表示を見たら
逆にアルコール50%含有とかに
変化するという方法もありますし
フレーミング効果が働いているのでは?
と疑うこともできますよね。
だから、このような、不合理な判断があることを
理解することが大事になってくるし
何より、自分の判断を疑うをきっかけにもなります。
是非、買い物をする時に
注意してみてくださいね。
それでは!