こんにちは、ハロゲンです。
よく、飲食店に行くと
松竹梅や小、中、大とかが
あリますよね。
しかし、実際この3つの選択肢を
用意することによって
どのような良いことがあるのでしょうか?
おそらく、多くの人は、
「自分にあった食べやすいものを食べれるから」
と思うかもしれません。
でも、それ以上の力が
心理学的に見てもあります。
それは、3という特徴と
妥協の選択にあります。
ということで、今回の記事では、
この2つに触れて
なぜ、3つのすると良いのか?
を話していこうと思います。
3の魔力
まず、ある実験を紹介したいと思います。
その実験は、モニターに表示された数を
すばやく数えていく
というものです。
たとえば、モニターに表示されたものが
5個なら「5個表示された」
1個なら「1個表示された」
と答える簡単なものです。
すると、結果は、
1個を答えるスピードと
2、3個を答えるスピードは、
ほとんど同じでした。
しかし、4個になると
急に反応時間が遅くなりました。
つまり、3つと4つでは、
脳が認知するのにも大きな差があるんです。
また、アメリカの台所用品店専門店では、
今までよりも性能がはるかに高い
製品を売り出しました。
すると、従来品の売上が2倍に増えたという
ことがありました。
なぜ、このようなことが起きたのでしょうか?
イタマール・サイモンソンという研究員によると
人間が複数の選択肢を検討する時、
「妥協の選択をする」傾向がある
というらしいです。
たとえば、
2つの製品を選ぶ時には、
多くの人は、安い方を選びます。
しかし、そこに3つめの選択肢が加わると
これが一つ繰り上がり
中間の値段を選択するようになります。
「一番高いものは、手を出せないし
一番安いのは、壊れやすそうだから
無難そうな中間の値段にしよう」
という風にです。
これが、妥協の選択というもので
アメリカの台所用品店に
起きた現象です。
また、従来品よりも高い商品を追加することで
コントラスト効果というのが
働いたことも売り上げが伸びた
要因でもあります。
コントラスト効果というのは、
冷たいところにいたあとに
常温の水が暖かくなったり、
100万円などの高い値段を見たあとに
1000円の商品を見ると安く
思えるようなことです。
つまり、従来品よりも高性能な製品を
販売することで、コントラスト効果によって
従来品が安く見え、
買ってしまうということが起きたんです。
ここまで、話したとおり
心理的に3つの選択肢にすると
良いことがあり
飲食店が3つの種類を設けているのにも
納得できますよね。
また、この知識は、
あなたが、なにか商品を販売するときにも使えます。
たとえば、
できるだけ似た製品でも3つの選択を設けたり
商品を紹介するときに
一番高い値段から紹介したり
できますよね。
もし、使うときがあったら
ぜひ試して見くださいね。
それでは!