こんにちは、ハロゲンです。
最近「知っているつもり 無知の化学」という本を
読んだのでその感想を書いていこうと思います。
まずこの本の内容としては、
どれだけ僕たちが無知で浅はかな判断をしているのか
そして無知であるがゆえにどれだけ影響をもたらすか
またその無知を社会でどのように乗り越えていけばいいのか
について重点を置いて書かれています。
この本の内容をみて
いやいや俺は、無知じゃない!
と思う人がいるかもしれないです。
でもある質問で簡単に無知であることがわかります。
それは、トイレの仕組みをあなたは説明できるか?
という簡単な質問です。
そしてあなたはどのくらい知っているか10段階で表してください
というと大半の人は、かなりの過大評価します。
でもその後に実際に回答しようとして
言葉にしてみると自分が全くしくみをしらないことを
認識します。
それもそのはずでトイレの仕組みを説明するには
サイホン効果やタンク、ボウルがどのような
仕組みで働いているのかを理会していないといけないため
普段の生活では知りえない知識なんです。
そしてまた同じようにどのくらい知っているのか評価してみてください
と同じ質問をすると大多数の人は、かなり過小評価するのです。
ここから分かるのは、
人間は自分は知識があると思い込むことがあり
そのせいで浅はかな考えや行動をしてしまうということです。
ようは大半の人間は、
無知であることを知っていない
ということです。
実際考えてみると無知であることは怖いことだけど
それよりも無知であることを知らないことが
一番恐ろしいことなんです。
前者を考えてみると確かに無知だけど
それを認識しています。
でも後者は、無知であることを知らないがために
永遠に同じ過ちを繰り返してしまいます。
実際僕は、この本を読むまで
今まで読んだ本の内容とか教材の内容とか覚えている気でいました。
だけどこの本を読み
どのくらい過去に読んだ本の内容が頭に入っているのか
本の目次を見ながら言葉に出して説明できるかやってみたんです。
まあ結果は想像がつくかもしれないんですけど
本の内容の2割程度しか覚えていないという
散々たる結果でした。
教材でもお同じようにタイトルをみても
言葉で説明できたのは僅かでした。
正直こんなに覚えていないとは思っていなかったので
ショックでもありました。
でも逆に考えてみると今気づけて良かったと思ったんです。
だってこの「知っているつもり 無知の科学」をよまなかったら
ずっと知らないことを知っているつもりで
行動していたと思うんです。
そして無知であることを知らないがために
失敗を繰り返してなんで成長しないんだと嘆く日々になっていたかもしれません。
これって考えるだけで恐ろしいことですよね。
いやー本当にいま自分が無知であることを知ってよかったです。
インプットすることは確かに大切だけど
それをアウトプットできないと意味がないことを痛感させられましたね。
今後は、インプットしたものを
友達にアウトプットできるぐらいまで
頭に入れていこうと思います。
そしていままでおろそかにした
本や教材を読み聞きしたいと思いました。
この「知っているつもり 無知の科学」は
自分がどのくらい世の中のことを知らないのか
そして世の中でどのように無知を乗り越えていくのか
詳しく書かれているので
自分の無知ぶりを知りたいという
学習意欲が高い人におすすめな本です。
そして世の中の思い込みや集団的な思考に流されたくない
というい人や賢く生きていきたい人には
ピッタリな本だと思います。
かなり内容は面白いので
是非読んでみてくださいね。