こんにちは、ハロゲンです。
生きていく中で
食事は、大事ですよね。
食事を取らないと
死んでしまいますし
健康に悪いです。
そんな、僕たちが生きる中で絶対に食事ですが
どのように食べるのが一番満足度が高いのでしょうか?
たとえば、
最初に好きなものを一気に食べるのが良いのか
少しずつ違うおかずを食べるのが良いのか
最後に好きなものを食べるのがいいのか
とかです。
ということで、今回は、心理学的に見た
満足度の高い食べ方を紹介したいと思います。
終わりよければすべてよし
まず、2つほど実験を紹介します。
心理学者のアンダーソンがやった
実際にあった犯罪事件をもとに
模擬裁判を行いました。
弁護側と検事側には、
6つの象限が与えられ
陪審員が判決を決めました。
すると、最後に検事側が発言したときには、
検事側に有利な判決になりました。
逆に発言する順番を変えて
最後が弁護側の場合には、
弁護側に有利な判決になりました。
このように、人は、直前の情報を影響を受け
発言内容が同じにもかかわらず
判決が変わってしまうんです。
ちなみに、直前の情報に影響を受ける
ことを親近効果といいます。
もう一つの実験は、
レイフ・ネルソンとトム・メイヴィスがやったもので
3つのグループに分けて爆音を聞いてもらいました。
1つ目のグループでは、
5秒間爆音を流し
2つ目のグループでは、
40秒間爆音を流しました。
そして、3つ目のグループは、
40秒流した後、休憩をいれ
休憩後、5秒間爆音を流しました。
その結果、一番不快に思ったグループは、
一番爆音を長く聞いた3つめのグループではなく
5秒間爆音を聞いたグループでした。
なぜ、このような結果になったのでしょうか?
その理由は、人の慣れにあります。
難しい言葉にすると順応と言われるやつです。
この実験の場合、
爆音を長い時間聞くほどなれていき
徐々に不快感が減っていったんです。
そのため、5秒間聞いただけのグループが
一番深いに思ったんです。
また、休憩を入れた3つ目のグループでは、
休憩を入れたことにより
慣れが一回リセットされため
不快度は、40秒聞いたグループよりも高くなりました。
これは、音の場合ですが
匂いとかが一番わかりやすいと思います。
店とかでタバコのニオイが臭かったら
最初は、臭いです。
しかし、ずっといると慣れて
あまり、匂いとか感じなくなりますよね。
要は、慣れとか順応と言われるやつです。
一応まとめると
・直前の情報を過大評価する親近効果
・慣れによって感じ方が変わる
でした。
では、本題に入ります。
まず、結論から言うと
・最後に好きなもの
・別々のものを少しずつ食べる
です。
まず、「最後に好きなもの」は、
模擬裁判の最後の発言のようなことです。
模擬裁判の実験では、
最後に発言するほうが有利な判決が
くだされました。
これと同じように、
最後に好きなものを食べることによって
食べている本人としたら
一番最後の食材の味が残ります。
すると、記憶に一番残るのは、
最後に食べたものですよね。
なので、最後に好きなものを食べると
満足度は、嫌いなものを最後に食べる場合と比べて
遥かに高くなります。
もう一つの
「別々のものを少しずつ食べる」は、
人の慣れを防ぐことにあります。
爆音を聞いてもらう実験では、
長く聞いた人ほど慣れてしまい
不快に思いませんでした。
逆に美味しい食事の場合
これと同じことをしてしまうと
満足度は低くなってしまいますよね。
だから、
少しずつ食べることによって
慣れをなくすことができ
満足度が高い食事を摂ることができるんです。
最後に満足度の高い食事の仕方をまとめると
・最後の情報に影響を受けることを利用して
「最後に好きなもの」を食べる。
・味覚が慣れないために
「別々のものを少しずつ食べる」。
でした。
ぜひ、使ってみてくださいね。
あと、親近効果は、他にも使い方がたくさんあります。
たとえば、
友達を分かれるときには、
笑顔でサヨナラというとか
一番記憶に残ってもらいたいことを
最後に言うとか
いろいろあります。
ぜひ、食事以外にも使ってみてくださいね。
それでは!