こんにちは、ハロゲンです。
今回は、人がどれだけ思い込みにとらわれているか
話していきたいと思います。
以前には、利用可能性ヒューリスティックや
代表性ヒューリスティックを
交えて人の不合理性を話してきました。
そこで今回は、人の印象や物の印象が1つのことに注目するだけで
変化する不合理性について話していきたい思います。
それでは、人の不合理性について分かってもらうために
以下の二人の人どちらが優秀だと思いうか判断してみてください。
鈴木
頭がいい、勤勉、直情的、批判的、頑固、嫉妬深い
斎藤
嫉妬深い、頑固、批判的、直情的、勤勉、頭が良い
さてどちらが優秀だと思いますか?
おそらく多くの人は、
鈴木の方を選んだと思います。
でも、よく見てみると
どちらも書いあることは、同じです。
しかし、人は、最初の印象に引っ張られる性質があるので
このように、初めにいいことが書いてある鈴木を撰ぶ人が
多くなるんです。
このような第一印象によって見方が変わることを初頭効果といい
その初頭効果によっていいことに引っ張られるような
思考をしてしまうのをハロー効果といいます。
たとえば、
会社にいてある案件の交渉に外人の人が来ました。
しかし、あなたも含めて英語が苦手なので
誰も英語を喋ろうとしません。
そんな困っているとき
入社1年目の新入社員が
外人の方に対して英語で会話をしだしました。
そして、無事その案件は、
解決することが出来ました。
さて、あなたは、この新入社員にどのような印象を
持ったでしょうか?
おそらく多くの人が
仕事ができる
優秀
とか思ったのではないでしょうか?
しかし、物語を思い出してみてください。
新入社員は、英語で対応しただけで
英語ができるだけです。
つまり、英語はできるけど
仕事が出来るわけではないし
優秀と断定することはできないですよね。
でも、多くの人は、
英語で話せるということから
派生して「あいつは優秀だ」
という風な想像が膨らんでしまうんです。
これが、ハロー効果というものです。
そして、このようなことは、日常でよくあります。
たとえば、
朝早くに毎朝来ているから「真面目」
喋るのがうまいから「優秀」
物理ができるから「頭が良い」
などなど
今全然浮かばないですけど
色々あります。
そして、このようなことは、
マイナスの面でも働きます。
たとえば、喋り方が嫌いな人がいたとします。
その人は、別に喋り方がダメなだけで
行動とか親切である可能性はありますよね。
でも、多くの人は、
あいつがするないもかもが嫌い
と思ってしまうわけです。
いい例が浮かばなかったんですが
ようは、悪いことに目が行ってしまうと
人の悪いところを思い込みで付加させてしまうんです。
逆に良い方のハロー効果は、
人の良いところがわかったら勝手に
良いところを思い込みで付加させます。
このようなことは、人間関係以外にも
結構あなたが、買い物をする時にもみられます。
たとえば、
○○認定や△△は、世界一の性能などが
生じされていたら
美味しいんだろうなとか
機能がいいんだろうな
と勝手に想像を膨らませてしまうんです。
逆に、
店内が汚かったり、店員の態度が悪かったりしたら
勝手に、この店の料理はまずいとか
こんな店員がいるところに
いい商品があるはずがない
という風な思込みが生じるわけです。
でも考えてみれば、
店内が汚いからといって
料理がまずいというのは、
なりたちませんよね。
それは、店員の態度が悪いから
いい商品がないというのも
同じです。
でも人は、いい方向や悪い方向によって
多くのことを思い込みを生じさせます。
そして、このような性質は、
自分たちも使うことが出来ます。
もし、あなたが悪い点数といい点数の2つのテストを見せるときには、
最初にいい点を見せ
後で悪い点を見せたるといいでしょう。
また、初対面などの時には、
笑顔を多く見せたり
明るくしゃべってみるのが
いいと思います。
そして、このハロー効果を頭に入れておけば
自分が思込みによる判断をしていることに
気づくことが出来ます。
もし、商品の良いところしか見えてない時には、
これは、ハロー効果が働いているのでは?
と疑えますし
月額サービスなどを使い続けているときにも
メリットを過大評価しているために
他にいいことがあると思い込んでいることに
気づくことができるかもしれません。
だから、今回この記事で書いた
ハロー効果を覚えておいてくださいね。
結構日常生活を思い出してみると
ハロー効果が働いているので
疑ってみると楽しいですよ。
それでは!